気に入ったデザインのロゴが見つからない、という時はありませんか?Windowsの基本操作が出来ていれば扱えないソフトはありません。企業へロゴ作成の依頼をするのも良いですが、自分で作ればイメージ通りのデザインに仕上げる事が出来ます。
ここでは、ロゴ作成に使えるソフトを紹介していきます。Windowsで使えるソフトには様々な種類がありますので、機能性を比較しながら自分に合ったソフトを選ぶと良いでしょう。
ロゴ作成に最低限必要なソフトは2種類あり、ビットマップ画像を扱えるソフトとベクター画像を扱えるソフトが必要になります。前者はAdobe社の提供するフォトショップと呼ばれるタイプのもので、後者はAdobe社が提供するイラストレーターと呼ばれるタイプのソフトです。
これらのソフトは画像編集ソフトと呼ばれる事がありますが、フォトショップで扱うビットマップ画像は点の集まりで画像を表現し、イラストレーターで扱うベクター画像はパスと呼ばれる機能を用いて、線と線を繋げるベジェ曲線と呼ばれる方法で画像を表現しています。
これらの特徴が現れるのは画像を拡大したり縮小したりした時に現れ、ビットマップで作られた画像は粗くなる傾向にあり、ベクター画像で作られた画像は細部まで形を保ったままです。ロゴ作成においてはどちらにもメリットやデメリットがありますので、完成イメージに合わせて使い分けたり、場合によっては組み合わせながら作業を行ったりするとイメージ通りに仕上げる事が出来るでしょう。
ロゴや画像の作成時における代表的なソフトは、Adobe社のフォトショップとイラストレーターと呼ばれるソフトです。フォトショップのメリットは画像の色味や彩度を調整する事が出来るので、例えば、合成写真のような繊細な加工を行う事が出来るというメリットがあります。
デメリットは作成した画像を拡大した際に粗くなってしまうという点で、これはモニター上で問題がなく見えても印刷時に現れてしまう場合があります。一方、イラストレーターのベジェ曲線で表現した画像データの場合は、拡大した際にも形を保つというメリットがあり、ロゴを作成したいという場合にはこちらの使用をおすすめします。
イラストレーターを使う場合、フォトショップのような繊細な表現をする事も出来ますが、その場合はデータ量が大きくなるといった問題点が起こる可能性がありますので注意が必要です。また、イラストレーターでは扱えない色味もあり、モニター上で確認できる色と印刷時に現れる色が異なる場合があります。
その場合は、CMYKと呼ばれる形式でデータを作成すると良いでしょう。なお、どちらも有料のソフトですが、無料のお試し期間を利用すると一時的に無料で使うことができます。無料期間は7日間で、一部の機能が使えない場合がありますので注意が必要です。
さらに、このソフトを購入以外の方法で利用したい場合には月額制で利用する方法があります。ちなみに、Adobe社のソフトは個人でも法人でも使用する事ができ、一般料金と学生や教職員向けの料金があります。料金・ライセンス・サポートはプラン内容によって異なりますので注意が必要です。
Adobe社のフォトショップやイラストレーターと似たソフトには、GIMPやInkscapeと呼ばれるソフトがあります。どちらもWindowsで扱う事が出来るソフトで、これらの最大の特徴は無料で使う事が出来るという点です。
GIMPはAdobe社のフォトショップに似た機能をもち、Inkscapeは同社のイラストレーターに似た機能を持ちます。どちらも機能や性能面では似ていますが、操作性に関しては異なる点がありますので、実際にこれらを使ってロゴ作成を行いたいという場合には知識が必要です。
印刷時においては、自宅で印刷する場合にも業者に印刷を依頼する場合にもPDF形式でデータ作成しておくと安心です。また、使用したいフォントによってはソフト上で表示されない場合がありますので、一部のフォントに関しては設定が必要になります。
もし、使いたいフォントがないという場合には、イメージに合った無料フォントをダウンロードして使うと良いでしょう。無料ソフトの操作をマスターする事で今後のデータ作成を行う際に役立ちます。まずは、シンプルなデザインからロゴ作成に挑戦してみてはいかがでしょうか。
ロゴ作成する際に最低限必要なものは、パソコン・ソフト・プリンターです。パソコンの性能はソフトに対応している物を選ぶ必要があり、大きな画像を扱う場合には高性能のパソコンが有利になります。ソフトは無料・有料を使い分ける事も出来ますが、無料ソフトの場合は有料の物に比べて一部の機能が異なります。
また、有料ソフトは購入した場合はすべての機能を使う事が出来ますが、月額制のプランによっては一部のプランやライセンスが使えないという場合がありますので、必要に応じて利用方法を検討すると良いでしょう。一方、プリンターが必要な理由は主に完成したデータを印刷された状態でチェックする為です。
印刷された状態を確認する目的は大きさと色味を確認する為で、RGB形式とCMYK形式で作られたデータにはプリンターで印刷した際の色味に差が出ます。RGB形式はモニターでは正常に表現されていますが、印刷された際に色が異なる場合がありますので、色味に違いが現れた場合はCMYK形式で作り直してみると良いでしょう。
ソフトを使わずにロゴ作成や画像作成を行いたいという場合には、スマホのアプリでデータを作成する方法があります。アプリには様々な物がありますので、必要な機能を選んで使用すると良いでしょう。アプリで作成したデータをパソコンで使いたいという場合には、スマホのSDカードに移したデータをパソコンに移動させたり、Bluetoothやメール送付により移動させたりして使います。
ただし、アプリで作られたデータをパソコンで表示させた場合には、正常に認識されない場合がありますので注意が必要です。その場合は、PCに移す前にアプリ内でPDF化を行ったり、PC対応のアプリでデータを作成したりすると良いでしょう。
また、画像の加工やパーツ作成をアプリ単体で行い、最後にPCの画像編集ソフトで仕上げるという方法もあります。